パークによる拡張

BitsmistJSの核であるUnitユニットはごく単純な機能しか持ちません。各ユニットはパークを適用することで、機能を拡張できます。

例えばサンプルのハローユニットでは、イベントハンドラを設定でセットしましたが、これはEventPerkによって処理がされています。またHTMLファイルのロードと適用は、SkinPerkによって行われます。

パークには次の機能があります

• ユニットの処理中の特定のタイミング（イベントハンドラ）で処理を行う。
• ユニットにスキル・インベントリ等を追加する。

デフォルトでは以下のパークがユニットに適用されています。

• BasicPerk
• EventPerk
• SettingPerk
• SkinPerk
• StatusPerk
• StylePerk
• UnitPerk

パークを適用するには、各ユニットの設定に記述する必要があります。2つの記述方法があります。

Perkのapplyオプションに、追加したいパークの名前を指定します。複数のパークを指定することが可能です。

_getSettings()
{
    return {
        "perk": {
            "options": {
                "apply": ["EventPerk"]
            }
        }
    };
}

各パークには対応したセクション名があり、設定にそのセクションが存在することで、自動的にパークが適用されます。

例えば、以下の設定には“event”セクションがあるため、EventPerkが自動的に適用されます。

_getSettings()
{
    return {
        "event": {
            "events": {
                "this": {
                    "handlers": {
                        "doSetup": this.onDoSetup
                    }
                },
            }
        }
    };
}

パークによってはユニットにイベントハンドラを登録し、そのハンドラ内で独自の処理を行います。パークが登録するイベントハンドラは優先順位を高めており、ユーザイベントよりも先に発生するように設計されています。

どのイベントでどのような処理をするのかはパークによって異なります。例えばSkinPerkは“beforeTransform”で必要なHTMLファイルをロードし、“doTransform”でそのファイルをユニットに適用します。

以下に、コアライブラリに含まれるパークが、どのイベントで何をするかの一覧を示します。詳細については、各リンク先を参照ください。

各パークはユニットのプロトタイプや各インスタンスに、アセット・インベントリ・スキル・スペルを追加する機能も持ちます。

以下にコアライブラリのパークが付加する機能の一覧を示します。詳細は各パークの説明をご覧ください。